ポラロイド: janvier 2012アーカイブ

Impossible から"PX 70 COLOR SHADE NEW VERSION TEST FILM" というのの案内メールが届いた。

"Just after the first few weeks of the New Year, some excellent news reached us from our factory in the Netherlands: A top secret, brand new version of our popular PX 70 Color Shade film has been created. According to our first tests this film is stunning, delivering a smashing performance especially when combined with flash indoors. Please enjoy this exclusive Impossible Pioneer pre-release of PX 70 Color Shade. We hope you will test this film with all of your heart and soul!"

このフィルムは、Pioneer Account を持っているメンバーだけに販売されるようだ。テストフィルムということで、価格もワンパック1400円となっていたのでオーダーしてみることにした。

20120128px70test-as.jpg
気温4度という条件下で撮影。撮影後、コールドクリップに挟んで体温で暖めた。若干露出オーバー気味だが、以下のPX70FFと比較すると、粒状性が向上しているのが判る。


20120128px70ff-hs.jpg
色味の違いは、好みの分かれるところだが、PX70FFの暗部に見られる鱗状の現像ムラは、テストフィルムではほとんど見られない。大変滑らかの印象だ。

この差は、青空を背景にした被写体では、よりはっきりと見られる...。

何となく使い方の見当がついてきたPX70だが、ラチチュードは狭い。

20120107a-s.jpg
明暗コントロールを中央にした状態で撮影したのだが、朝日を浴びた建物などを撮ると、ややオーバー気味になってしまう。一段程度絞った方が良かった。

日陰の被写体でも以下のように、少しハイキーな感じに写ってしまった...。


先日、思わしい結果が得られなかったPX70に再チャレンジ。

20120107b-s.jpg
前回同様、大変冷え込んだ快晴の朝だったが、明暗コントロールを中央にして、撮影後、コールド・クリップに挟んで体温で暖めてみた。前回の結果とは大違いである。

20111224a-s.jpg
気温が低い時には、明暗コントロールを絞り込まない方が良さそうだ。また、撮影後に暖めると良い結果になるようだ。

また、以下に同じ被写体を撮影して得られた、PXシリーズの過去のフィルムの画像を示すが、なかなか興味深いものがある...。

TZ-Artisticで初撮り。"Expired"のフィルムが手元に沢山あるのだ。

20120103a-s.jpg
初詣に行った神社の境内で撮影。背景は黄色い落ち葉なのだがこの通り...。


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