Russar+

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Lomographyが、古のソビエトレンズのRussarを復刻するとのこと。このレンズには、大変思い入れがある。かつてのソビエトカメラブームの際には、KMZ製の元祖Pyccap(キリル文字表記)の評価は大変高かった。f値が小さいのを別にすれば、超広角レンズながら、歪曲がほとんどなく、極めてシャープな描写だったからだ。


Bergのニュースレターで、「Little Printer for Business」なるものが紹介されていた。


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© 2013 BERG Cloud Limited

従来の製品が一般コンシューマー向けであったのに対して、ビジネスユースを前提としたサーマルプリンターとのこと。数量限定の評価版のオーダーの受付を開始したようだ。


この連載も、ここまで来ると半分意地だが、気を取り直して最後の難関にチャレンジする。三栄電気のサーマルプリンター BLM-58 の内蔵日本語フォントを用いたRSSフィードの出力である。

ディスコンになった製品だが、同社のHPからは技術マニュアルがダウンロードできる。これを参照して、プリンター制御コードについて調べ、Pythonのソースコードを修正することにする。

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日本語フォントを搭載していない洋物ののPOSプリンターでも、Microsoft Wordなどを用いてイメージデータとして文書を出力することができた。それはそれで良いのだが、ここまで来ると、どうせなら日本製のPOSプリンターを用いてプリンター内蔵フォントを使った出力がしてみたくなるというのが人情だ。などと思うこと自体、かなりギークな発想なのだが。

ところが、日本製のPOSプリンターは意外なほど高価である。定価が3万円以上するのが当たり前で、中には5万円以上するものもある。たかがPOSレジ用のサーマルプリンターなのに、この値段では手が出ない。そもそも「Poor man's」というところに惹かれてこの道に踏み込んだので、初心忘るべからずである。

そんなことを考えながら、ヤフオクで中古の出物を漁っていると、新古品のポータブルサーマルプリンターが千円台で売られていたので、これを入手することにした。この業界では有名らしい三栄電気の「BLM-58」という機種で、2009年には製造停止になっている。


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新古品のPOSプリンター。「PP0144」というシールが貼ってあるが意味は不明だ。

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購入したPOSプリンターには日本語フォントが搭載されていないため、*.prnファイルをプリンターデバイスに直接転送するという方法は使えない(もちろん英語のRSSフィードの場合には問題ないのだが)。そこで思いついたのが、イメージデータとしてプリンターに出力させるという方法だ。

Microsoft Wordなどの文書のプリンタ出力では、ホストマシンに搭載されているフォントを用いてイメージファイルを作成し、それをプリンタに送っている。今回のPOSプリンターには、イメージファイルの出力機能が搭載されているので、素直にそれを使えば良いということに気がついた(当たり前の話ではあるが)。

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ハードウェアのセットアップは完了したので、Pythonのツールをインストールする。「Poor man's DIY little printer」の記事では、MacOS X上に環境構築をしているようだが、Windows 7マシンで同等のことをやってみることにした。このブログ記事では詳細な手順については全くと言って良いほど書かれていないので、以下にメモしておく。
 
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Little Printer関連の情報をWebで検索していると、「Poor man's DIY little printer」というブログ記事を見つけた。

 
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RSSフィードから取得した情報を汎用のPOSプリンターに出力させるという何ともギークな内容である。「Poor man's」というのも奥ゆかしく好感が持てるが、何より記事に掲載されているPOSプリンターのレトロなデザインが気に入って、早速オーダーしてしまった。しかし、これが後々どのような顛末になるのかについては、この時には全く予想だにしていなかったのである。

Little Printerについて、あれこれと書いてきたが、「とりあえずスマートフォンの画面が印刷できれば良い」と思っている方も多いのではないか。これは率直に言って同感である。BERG Cloudは、このデバイスを用いたPublicationのエコシステムを目論んでいるようだが、Web関連の技術に疎い全くの素人がいきなりコンテンツ配信をするのには、やや敷居が高いというのが実情だ。

そこで最後に、iOS系の端末から、写真や画像をクラウド経由でPush配信するアプリケーションについて紹介することにする。「Little Image Printer」という無料アプリケーションで、iPhoneやiPadなどで撮影した写真や、画面のキャプチャ画像を予め登録したLittle Printerに出力することができる。カラー画像であっても、自動的にディザリングをしたモノクロ画像に変換してくれる上に、出力前に明度やコントラストの調整ができるというすぐれものである。


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App Storeからのダウンロードとインストール、設定の方法は以下の通りだ。

前稿で説明した方法に基づいて、実際にPublicationを作ってみた。テキストエディタで公開テンプレートの設定ファイルを修正し、適当なアイコンとヘッダー・フッターの画像ファイル、コンテンツの画像/htmlファイルをアップロードするだけというお手軽さである。


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実際に出力してみると、上記のような具合になる。今回は、以下に紹介する二つのものを作ってみた。

Little Printer向けのコンテンツ配信方法について少々。

このデバイスが単なるサーマルプリンターではなく「クラウド連携型出版プラットフォーム」用の装置であることについては、前稿で紹介した通りだが、HTTPやPHPなどについての基本的知識とレンタルサーバー環境があれば、簡単な手順で誰でもコンテンツ配信が可能だ。

Berg Cloudのデベロッパーページ(英文)では、コンテンツ開発のために必要な情報やツールが公開されている。

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このページでは、開発に必要な基本情報やコンテンツのソースコード例、開発用のツールなどが提供されている。因みに開発には、PHP、Python、Rubyが利用できる。

コンテンツ作成・配信のためには、PHP 5.1以上がインストールされたサーバーにFTPでファイルをアップロードできる環境が必用だが、レンタルサーバー上で個人ホームページを開設していれば特に問題はないだろう。

開発手法の詳細については、上記サイトの解説に譲るとして、以下では既存のテンプレートを用いた静的なコンテンツの作成について概要を紹介する。


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