PX 680 COLOR SHADE FF

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 PX 680 COLOR SHADE FFの試写。先週の土曜日に撮影したものだ。このフィルムは、発色が安定するまでに三日程度かかる。撮影当初は、暗部に鱗状の現像ムラが出て、滑らかさに欠ける。このあたりは、PX70Push!と同じ傾向があるようだ。

PX 680 COLOR SHADE BETA TEST FILMは数時間で安定した発色になったのだが、レシピが変更されたのか、FFは時間を要する。

ただし、BETA TEXT FILMが、全体的に彩度が高すぎて画面がざらついていたのに対して、680FFは、滑らかで落ち着いた感じだ。


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特筆すべきは、ラチチュードの広さだ。BETA TEST FILMの場合は、コントラストが高すぎて、描写されなかった暗部が、それなりに表現されている。


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日光がタイルの壁面に反射している難しい光線状態でも、上記のようなバランスの取れた描写となる。ただし、画面下部の暗部には鱗状の現像ムラが認められる。撮影当日は、この部分がもっと広い範囲に及んでいたのだが、一週間後には、さほど気にならない程度になった。


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しかし稀には、上記のように現像液が画面全体に行きわたらないこともある。一年ほど前にPX70FFが発表された頃のことを思い出すと、これはこれで懐かしい気分だ。


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