Sans titre(PX 680 COLOR SHADE BETA TEST FILM)

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天気が良かったので、PX 680 COLOR SHADE BETA TEST FILMを装填したSX-70で、あれこれ撮影してみた。PX680については、夏に予定されていた正式バージョンが早くも5/5には発売されるとのこと。β版の描写性能が予想以上に優れていたので、発売が前倒しになったのかもしれない。

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条件が良ければ、極めて優れた色再現性を示す。ここまで写れば、最早PX70 Push!など論外だ。カラーフィルムが復刻されてほぼ一年が経過しようとしているが、この間の性能向上には、驚くべきものがある。

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青味がかった描写は、純正70フィルムのそれを思わせる。


20110430cs.jpgブルーのドアフレームに白い琺瑯のドアノブ。これまでのPX70シリーズとは一線を画すビビッドな発色だ。


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暖色系の被写体の描写も良い。PX70 Push!の、まるで白い紗を通して見ているかのようなコントラストの低い描写とは大違いだ。くっきりとした写りは旧600フィルムのようである。


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発色の良さとコントラストの高さは、純正フィルムに肉薄していると言って良い。唯一の欠点は、撮影後の遮光だ。これだけはPX70FFが発売になった時以来、あまり改善されていない。PX680は、感度が高い分だけ、遮光性能の強化がなされているようには感じられるが、それでも油断は禁物だ。特に、側面からの光を確実に遮る必要がある。この問題が解決しさえすれば、パーフェクトなのだが。


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