POSプリンターで遊ぶ-4

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オーダー後三日で手元に製品が届いたのだが、梱包を解いた途端、この製品が大変安価で売られている理由を悟る羽目になった。ホストPCとのインターフェースに、今や懐かしい存在となったRS232Cケーブルが使われているのだが、プリンタ側のコネクタが何とminiDIN8Pとなっているのだ。しかも、このケーブルは専用のオプション品で、今やどこを探しても見当たらない。


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このままでは購入した新古品のプリンターをホストPCに接続することすらできないのである。まずは、この難題を解決することにする。

幸い、メーカーのHPからマニュアルと技術資料のPDFファイルがダウンロードできるので、それを参照するとオプションケーブルのピン接続情報が掲載されていた。

また、物理形状の問題を解決するために市販品のケーブルを検索すると、PCとmidi機器を接続するためのケーブルが見つかった。サンワサプライのKB-MID04-18という製品で、コネクタの片方がminiDIN8P、他方がRS232Cメスとなっており、物理形状的には純正のケーブルと同じだ。

この製品のピン接続情報と、上記のマニュアルに記載されていた接続情報を見比べると、PC側のDsub9ピンメスのコネクタに、昔懐かしいヌルモデムを挿入してホストPCに接続すれば良いことが判明した。そこでDsub9ピン対応のヌルモデムを探すと、エレコムのシリアルリバースアダプタAD-R9というのが見つかった。midi用ケーブルのDsub9ピンメスのコネクタにこのアダプタを繋げた上でPCのシリアルポートに接続すれば、三栄電気の純正ケーブルと同じ結線状態が再現できる。


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無事にホストPCとの接続に成功したので、まずは前稿で述べたMicrosoft Word経由でのイメージ出力で動作試験を行ってみることにしたのだが、ここで再び問題に直面した。メーカーのHPからダウンロードできるBLM-58用のプリンタードライバーはWindows XP対応版までで、Windows 7用のものは用意されていないのである。

試しに、Windows XP用のインストーラーをダウンロードしてプリンターの追加を行ってみたのだが、64bit対応ではないとのエラーダイアログが出てインストールすることができない。

そこでダメ元で、比較的最近の製品である「μTP-58E/EB」のドライバー(こちらはWindwos7 64bit対応である)をインストールして試してみたところ、機種は違うもののRF232Cのインターフェースは同じらしく、テキストファイルをワード経由で出力することができた。ただし、イメージデータをRS232C経由で転送しているので、出力が大変遅いのが難点だが。

PCとの接続に当たっての注意点は、COMポートのボーレートをプリンター側の設定と同じにすることと、プリンター側のI/O設定がRS232Cにセットされているのを確認することである(BLM-58は、RS232Cと赤外線の二種類に対応している)。またフロー制御は、Xon/Xoffに設定する必要がある。

さて、ここまで来ると、次はプリンタ内蔵フォントを用いた日本語出力である。イメージデータではなく、文字コードを転送して出力するので、印字速度の大幅な向上が期待できるし、プリンタ側のエスケープシーケンスを用いた文字修飾なども利用できる。これについては次稿で。

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