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Visual C# 2005 Express Edition

パソコン関係の書籍を購入したら、"Visual C# 2005 Express Edition"のインストールCDが付属していた。MS-DOSが使われていた頃は(などと言うと歳がばれるが)、MS-CやFORTHを使って、趣味のプログラミングにいそしんでいたものだが、Windows時代になってからは、Microsoft系の開発環境とは、全く縁がなくなってしまった。
 一つには、「統合開発環境」なるものが気に入らなかった。やたらとお節介な代物で、勝手にコードを生成したりして、見通しが悪い感じがしたからである。また、C++の複雑怪奇な言語仕様も趣味で使うには、面倒くさいだけだったこともある。そんな訳で、メジャープラットフォームのWindows上での開発から足を洗って、専らPDAやゲーム端末用のアプリケーションの開発を、GNUコンパイラなどを使ってコマンドラインで行ってきた。
 そんな「ガラパゴスのイグアナ」状態の私が、前記のようなきっかけで、最近のWindows開発環境を試してみる気になった。購入後6年目を迎えたDELLのくたびれたPCにCD-ROMをセットして、インストールを開始したのだが、マシンが遅いこともあって、やたらと時間がかかる。なかなか終了しないので、一風呂浴びて出てきたら、無事に終了していた。
 早速、起動してみたが、Visual C++よりもさらに「面倒見」が良さそうな開発環境である。スクリーンセイバースタートキットなるものをビルドしてみたら、数十秒でコンパイルが完了してサンプルのスクリーンセイバーが起動した。 ソースを見てみると、一通り必要な物は揃っているようだ。これにちょいと手を加えて、自前のスクリーンセイバーでも作ってみようかと思ったのだが、元々のソースにあらずもがなのメソッドがてんこ盛りなので、これらのメソッドやリソースを削除することから始めなくてはならなかった。
これが結構面倒で、不要な部分をコメントアウトして、スケルトン状態にするのに時間を食われてしまった。まあ、コードエディタには、選択した範囲を一括してコメントアウトしたり、コメント解除したりする機能が付いているので、ざっと全体を見渡して、何度か試行錯誤した結果、単純にスクリーンをブラックアウトさせるのに必要最小限のコードだけを抽出することができた。 あとは、これに手を加えて自前のスクリーンセイバーにすれば良いという訳だが、上記の作業だけで疲れてしまったので、今日のところはこれでおしまい。
それにしても、「スタートキット」と言うのなら、最初からシンプルなテンプレートを提供してほしいものだ。こんなことを言うと、「余計なメソッドやリソースが付いていても、コールしなければJITerがコンパイルしないので同じ事」と馬鹿にされそうだが、長年ピュアなCコンパイラを愛用してきたこともあり、余計なソースコードが含まれているということ自体に生理的な嫌悪感があるのだ。
 スケルトンができたので、ちょっと脱力系のスクリーンセイバーを作ってみるつもりだ。詳細については、後日。
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