Hideous Mutant Freaks

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Spaceballsの「Hideous Mutant Freaks」。レガシーデモながら、今世紀に入ってから公表された作品だ。Spaceballsと言えば、あの古典的名作「State of The Art」で一世を風靡したチームだが、AGA時代になっても、A500ベースのデモを公開している。

それにしても、奇怪というか妖しいデモだ。同チームの「9fingers」について「見てはいけないものを見てしまったような感じ」と評している人がいたが、この作品はそれを通り越して、ほとんど病的な印象すら受ける。技巧的には、レガシーAMIGAの極限を追求しているのだが、内容は、はっきり言って意味不明かつ不可思議千万だ。まぁ、それがAMIGAのメガデモの麻薬的魅力なのではあるが。

「We are mutant mutant....」という歪んだ音声、中盤で表示される奇怪な仮面、そして終盤で現れる巨大な男根を思わせるストーンヘンジ。事実上のデビュー作の「State of The Art」にみられる能天気で健全な明るさは、ここには微塵も感じられない。技巧的洗練の極みに立ち現れた頽廃とでも評すべき逸品である。


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