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吉祥寺のショップ

20080505.jpg 昨日の子供の日は、あいにくの曇り空で、午後からは小雨も降った。私は、晴天で気温が上昇する日よりも、このような天候の日の方が体調が良いので、午前中から吉祥寺に出かけてみた。

minimal video maker

9fingers.jpg こんな感じでFlashビデオにフレームを付けて再生できるアプリケーションを開発してみた。右のサイドバーのトップにリンクを張ったロゴを表示してある。デジタルフォトフレームのビデオ版といったところ。


列車接近表示器



最寄りのJRの駅に、ずっと前から設置されている不思議な表示装置。数年前に駅の改修工事が行われて、電車の発車時刻等がLEDパネルで表示されるようになったにもかかわらず、未だに撤去されずに残っている。

今日あらためて、この装置の背面に貼られているプレートを見ると、「列車接近表示器」と書かれている。メーカーは「交通システム株式会社」とのこと。私は鉄道マニアではないので、詳しいことはわからないが、察するにホームに駅員が立って電車発着時の安全確認をしていた時代の名残なのだろう。

リニューアル工事が行われてからは、朝のラッシュ時でも、ホームに駅員の姿を見かけることはない。昔の駅員の詰め所も今ではもぬけの殻である。それにもかかわらず、この装置だけは、今でも電車が接近すると点滅を繰り返し、「キンコン」という音を出す。なにかとてもレトロな雰囲気である。表示内容も、ホームの両側それぞれに対応して「上」と「下」の二種類でこれまたミニマルだ。

隣の駅では、駅舎の改修が行われた時に駅員の詰め所とともに、この装置も撤去されてしまった。そういう意味では、今となっては珍しい代物なのかもしれない。もはや不要となったものを撤去しないという不作為により本来の機能を失いながら動作し続けるこの装置も、一種の「トマソン」と言うことができるのではないか。

トマソン:無意味の意味



吉祥寺の横丁を曲がると、午前中の日射しが真横から射した建物の表面に地名と番地の一部がエンボスとなって残っていた。街で良く見かける焼付け鉄板の住所プレートが剥がれ落ちた後に、それが取り付けられていた外壁の吹き付け塗料の凹凸として、その痕跡をとどめたのだろう。ベージュ色の壁には青い落書きがあり、それが「寺本町」と読める文字と重なり合っている。

何となく、昔はやった「超芸術トマソン」という言葉を思い出した。もっともこれは、超芸術というほど大仰なものではなく、普段なら誰も気にしない程度の壁のでこぼこだ。たまたま光線の具合で、それが浮き上がって見え、その場所を通りかかった暇人の私が、酔狂にも携帯のローレゾカメラで動画撮影したというだけのことである。

しかし、本来何らかの意図に基づいて設置されたものが、もはやその必要性を失ってしまった後も、何らかの形でその痕跡を留め、それを見る側が、それが本来有していたのとは、微妙に異なる意味をそこに見いだすという局面において、これもまたトマソンの一種なのだろう。機能的には無意味と化した何物かが、それでもなお別の意味を持つというのは、意味という言葉の根源にかかわる問題なのかもしれない。学生時代に読んだジーン・ブロッカーの「無意味の意味」という本のタイトルを思い出した。


シュルレアリストの今となっては「古典的」言葉遊びみたいなタイトルだが、何のことはない代々木にあるDoCoMoのビルである。

このビルのデザインが、最上部が電波塔になっていることも含めてマンハッタンのエンパイア・ステート・ビルディングのそれを剽窃したものであることはさておき、どうしてこんな映像を撮影したのかと言うと、まず第一に電車を待っている時間が手持ち無沙汰だったからだ。

次に、(むしろこちらの方が先なのかもしれないが)私がDoCoMoの携帯を使っているからである。などと言うと、訳が判らないことのように思われるかもしれないが、普通は不可視かつ不可知な無線ネットワークが、この時に限り(ほぼ)確実に、空中に敷設された仮想的な通信ケーブルとして認知されたからだ。

ほとんどの場合、携帯電話と無線基地局との間の通信ルートは、利用者には不可視であり不可知だ。確かに道を歩いていると、沿道のマンションのペントハウスなどに基地局のアンテナらしきものが設置されているのを見かける。だが、キャリアはDoCoMoだけではない。auやSoftBankやWILLCOMもそれぞれ独自の無線ネットワークを構築しているのだ。従って、利用者が自分の携帯が送受信する電波のルートを確実に知ることはあり得ないし、そもそも無線とはそういうものだ。

しかし、このビデオクリップを投稿した時、目の前に聳えたつDoCoMoのビルに設置された基地局アンテナに向けて、たかだか300KBとは言え(MTmailの投稿最大容量は300KB以下に制限されている)映像データのパケットが送信されたということは、(ほぼ)確実と言えるだろう。

基地局アンテナの設置されたビルの映像を撮影し、まさにその基地局に向けて、その映像のデータを送信するという行為が、何だか面白く思われた。それは、通常不可視かつ不可知であるはずの無線ネットワークの末端が、仮想的とは言え具体的認知の対象として立ち現れたからかもしれない。



過日、動画を撮影した桜が早くも咲いた。ニュースによれば、今年の開花は例年よりかなり早いとのこと。これも地球温暖化が原因か。

桜二題





昨日あたりから桜が咲き始めた。近所の公園などでもちらほらと咲いている。今週末あたりは、満開になるのではないか。

shadow



影。
午前中に近所のペインクリニックで治療を受けた後、隣の駅まで出て買い物をした。良い天気で暖かく、春の日射しが路面に射している。歩いている自分の影を撮影した。
これだけの情報から何が判るのだろうかと思う。写っているのは、何の変哲もないただの路面だ。私のシルエットがほんの数秒の間その上を通り過ぎる。音声はOFFなので、それ以上の情報は無い。
シルエットから、性別と身につけている物くらいは、推測はできるかもしれないが、場所の特定までは困難だろう。アノニマスな場所のアノニマスな時間。断言できるのは晴れた日であるということだけだ。
と思っていたら、よく見ると映像の左下に指の一部が写っている。最近、機種変更した某社のこのモデルは、カメラのレンズの位置が良くなくて、指がかかりがちなのだ。という訳で、お粗末な顛末となった。

マイカップ



会社の地球環境保護の方針でコーヒーサーバーの使い捨てインサートカップが利用出来なくなった。各自マイカップを用意するようにとのお達しなので、買ったのがこれ。ちなみに、インサートカップは、一個4.9円するのだそうだ。昨今のスーパやコンビニのレジ袋自粛に通じるものがあるが、こうした地道な取り組みを行っても、大量のポリタンクを不法に海上投棄する国があったりすると、虚無感にかられてしまうのは私だけであろうか。

coming soon



トップページ暫定版を作成した。Movable Typeには、携帯で撮影した動画や静止画をメールで投稿する付加機能がある。これを行うためには、MT側でのちょっとした設定と、投稿された動画等をブログ記事として自動作成するためのMTmailというサービスに登録をする必要があるが、それを済ませてしまえば、どこからでもタイトルと本文付きで動画や静止画を投稿できる。動画と言っても、Flashを用いた簡素なものだが、絵日記ならぬ「動画日記」として見るとなかなか興味深い。動画日記なので、"diary"と"video"を合成して、勝手に"vidary"と名付けることにした。この記事のカテゴリの由来である。
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