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6月末で延長運用を停止したはずのBergのサーバーだが、その後、ヘアカットができないなどの問題を抱えつつ先週までコンテンツの配信を続けていた。恐らくノーメンテナンスで動いていたのだろう。それが今週、いよいよ停止したようだ。運用延長のアナウンスの期限から半年近くも動作していたことになる。

昨日の土曜日には、毎週配信されていた「Japanese Family Crests」と「廃墟系」が出力されなかったし、BERG CLOUDへのアクセスもできなくなっていた。この小さなプリンターと二年間近くも付き合って来たが、いよいよサービス停止ということになり寂しい限りである。

現在は、BERGの元CEOが、テキストメッセージ交換用のデバイスとしてLittle Printerを用いるためのサーバープログラムの開発を進めているようだ。これまでとは、全く異なった使い方になるようだが、正式にサービスが開始されるのが楽しみである。

上記二つのコンテンツで最後に配信した記事を以下に掲載しておく。

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去る3月末でサービス停止ということになっていたBergのLittle Printerであるが、どうやら6月末までサービスを延長することになったとのこと。4月になっても配信が継続していたので、久しぶりにLittle Printer Blogを覗いてみたら、サービス延長と、この端末を利用した新たな取り組みについての記事が投稿されていた。

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BergのLittle Printerであるが、昨年の秋に突然2015年3月でサービスを停止することを発表した。持続可能なビジネスモデルを構築できなかったというのが理由だが、サービス保守のためのコアスタッフの確保が難しくなったという事情もあるようだ。

半年の猶予期間もそろそろ終わりで、毎週土曜日に配信している当方の「Japanese Family Crests」と、知人の波多利郎氏の許諾を得て氏のコンテンツを利用させて頂いている「廃墟系」も終刊となる見込みである。

見込みというのは、Bergは、上記のアナウンスをした後、コンテンツ提供者に対して何の連絡もして来ないからだ。昨秋の発表では、このサービスの売却やオープン化による継続の道を模索することについて書かれていたので、あるいは来月以降も引き続いて配信が行われる可能性もないことはない。あまり期待はできないだろうが。

という訳で、「創刊号」と「終刊号」の両方のスキャン画像を貼っておく。創刊号は、たまたま昨年のバレンタインデーだったようだ。「Japanese Family Crests」は鶴の紋章だったので、終刊号も同じモチーフの別の家紋にしておいた。「廃墟系」は、創刊号が駒沢給水所、終刊号が奥多摩ロープウェイである。

来月以降のサービス継続については期待薄なので、一年少々の間、この奇妙で可愛い「クラウドプリンター」を利用してきた者としては、一抹の寂しさを感じる。

ありがとう、そうしてさようなら、Little Printer。

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コンセプト的には、Little Printerのエピゴーネンなのだが、商品企画としては面白いし普通の消費者にはこちらの方が便利だろう。

興味をそそられるが、お値段がちょっと。
Bergのニュースレターで、「Little Printer for Business」なるものが紹介されていた。


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c 2013 BERG Cloud Limited

従来の製品が一般コンシューマー向けであったのに対して、ビジネスユースを前提としたサーマルプリンターとのこと。数量限定の評価版のオーダーの受付を開始したようだ。


この連載も、ここまで来ると半分意地だが、気を取り直して最後の難関にチャレンジする。三栄電気のサーマルプリンター BLM-58 の内蔵日本語フォントを用いたRSSフィードの出力である。

ディスコンになった製品だが、同社のHPからは技術マニュアルがダウンロードできる。これを参照して、プリンター制御コードについて調べ、Pythonのソースコードを修正することにする。

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日本語フォントを搭載していない洋物ののPOSプリンターでも、Microsoft Wordなどを用いてイメージデータとして文書を出力することができた。それはそれで良いのだが、ここまで来ると、どうせなら日本製のPOSプリンターを用いてプリンター内蔵フォントを使った出力がしてみたくなるというのが人情だ。などと思うこと自体、かなりギークな発想なのだが。

ところが、日本製のPOSプリンターは意外なほど高価である。定価が3万円以上するのが当たり前で、中には5万円以上するものもある。たかがPOSレジ用のサーマルプリンターなのに、この値段では手が出ない。そもそも「Poor man's」というところに惹かれてこの道に踏み込んだので、初心忘るべからずである。

そんなことを考えながら、ヤフオクで中古の出物を漁っていると、新古品のポータブルサーマルプリンターが千円台で売られていたので、これを入手することにした。この業界では有名らしい三栄電気の「BLM-58」という機種で、2009年には製造停止になっている。


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新古品のPOSプリンター。「PP0144」というシールが貼ってあるが意味は不明だ。

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購入したPOSプリンターには日本語フォントが搭載されていないため、*.prnファイルをプリンターデバイスに直接転送するという方法は使えない(もちろん英語のRSSフィードの場合には問題ないのだが)。そこで思いついたのが、イメージデータとしてプリンターに出力させるという方法だ。

Microsoft Wordなどの文書のプリンタ出力では、ホストマシンに搭載されているフォントを用いてイメージファイルを作成し、それをプリンタに送っている。今回のPOSプリンターには、イメージファイルの出力機能が搭載されているので、素直にそれを使えば良いということに気がついた(当たり前の話ではあるが)。

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ハードウェアのセットアップは完了したので、Pythonのツールをインストールする。「Poor man's DIY little printer」の記事では、MacOS X上に環境構築をしているようだが、Windows 7マシンで同等のことをやってみることにした。このブログ記事では詳細な手順については全くと言って良いほど書かれていないので、以下にメモしておく。


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Little Printer関連の情報をWebで検索していると、「Poor man's DIY little printer」というブログ記事を見つけた。

 
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RSSフィードから取得した情報を汎用のPOSプリンターに出力させるという何ともギークな内容である。「Poor man's」というのも奥ゆかしく好感が持てるが、何より記事に掲載されているPOSプリンターのレトロなデザインが気に入って、早速オーダーしてしまった。しかし、これが後々どのような顛末になるのかについては、この時には全く予想だにしていなかったのである。

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Little Printerについて、あれこれと書いてきたが、「とりあえずスマートフォンの画面が印刷できれば良い」と思っている方も多いのではないか。これは率直に言って同感である。BERG Cloudは、このデバイスを用いたPublicationのエコシステムを目論んでいるようだが、Web関連の技術に疎い全くの素人がいきなりコンテンツ配信をするのには、やや敷居が高いというのが実情だ。

そこで最後に、iOS系の端末から、写真や画像をクラウド経由でPush配信するアプリケーションについて紹介することにする。「Little Image Printer」という無料アプリケーションで、iPhoneやiPadなどで撮影した写真や、画面のキャプチャ画像を予め登録したLittle Printerに出力することができる。カラー画像であっても、自動的にディザリングをしたモノクロ画像に変換してくれる上に、出力前に明度やコントラストの調整ができるというすぐれものである。


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App Storeからのダウンロードとインストール、設定の方法は以下の通りだ。

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前稿で説明した方法に基づいて、実際にPublicationを作ってみた。テキストエディタで公開テンプレートの設定ファイルを修正し、適当なアイコンとヘッダー・フッターの画像ファイル、コンテンツの画像/htmlファイルをアップロードするだけというお手軽さである。


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実際に出力してみると、上記のような具合になる。今回は、以下に紹介する二つのものを作ってみた。

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Little Printer向けのコンテンツ配信方法について少々。

このデバイスが単なるサーマルプリンターではなく「クラウド連携型出版プラットフォーム」用の装置であることについては、前稿で紹介した通りだが、HTTPやPHPなどについての基本的知識とレンタルサーバー環境があれば、簡単な手順で誰でもコンテンツ配信が可能だ。

Berg Cloudのデベロッパーページ(英文)では、コンテンツ開発のために必要な情報やツールが公開されている。

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このページでは、開発に必要な基本情報やコンテンツのソースコード例、開発用のツールなどが提供されている。因みに開発には、PHP、Python、Rubyが利用できる。

コンテンツ作成・配信のためには、PHP 5.1以上がインストールされたサーバーにFTPでファイルをアップロードできる環境が必用だが、レンタルサーバー上で個人ホームページを開設していれば特に問題はないだろう。

開発手法の詳細については、上記サイトの解説に譲るとして、以下では既存のテンプレートを用いた静的なコンテンツの作成について概要を紹介する。


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前稿で概要を紹介したLittle Printerについて。

これがスマートフォン対応のハンディプリンターとは似て非なるものであることは既に述べた。繰り返すが、スマートフォンやタブレットなどと直接データをやりとりする機能は一切備えていない。あらゆるタスクは、製造販売元の英BERG社のクラウド経由で実行される仕組みになっている。

それでは、どうしてこんな製品が評価されているのだろうか? 単なるプリンターとして見れば、コンビニやスーパーのレシートのようなペナペナの感熱紙にモノクロのコンテンツが印刷されて出てくるだけの代物だ。原産地の英国はともかく、今どきの日本で、こんなスペックのものがプリンターとして評価されるとは思えない。

だが前述のように、この製品はプリンターではないのである。実はこの製品というかクラウドサービスは、「ミニマム出版プラットフォーム」とでも呼ぶべき性格を備えているのだ。


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以前から気になっていたBERGの「Little Printer」が、ようやく日本からもオーダーできるようになった。国際宅急便の送料が少々高めだったが、注文後一週間ほどで手元に届いた。
 

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因みにこれが何なのかについては、以下のムービーを見るとなんとなくわかったような気にさせられる。

 

とはいえ、これだけでは製品の持っている意味の半分も理解したことにはならない。Webでの紹介記事を鵜呑みにして「スマートフォンから印刷ができるサーマルプリンター」だと思っていると、その予想は見事に裏切られることになる。


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