「TZ-Artistic」と一致するもの

前回の記事で紹介したように、期限切れのTZ-ArtisticをIMPOSSIBLE INSTANT LABに装填して「試写」したら、結果は思わしくなかった。コントラストが低く、色調も緑がかっている。室温保存だったのでフィルムが劣化しているのが原因だろう。

そこで、発想を転換して、デジタルデータのコントラストと色調を意図的に変えてみることにした。IMPOSSIBLE INSTANT LABのアプリでは、これらを調整する機能があるのだ。これを用いてコントラストを強め、色調を暖色系にシフトしてみた。


014.PNGのサムネール画像

その結果、青緑色のちょっと面白い結果が得られた。

20130831a.jpg
これはこれで独特の趣がある...。


期限切れのTZ-Artisticが数パック残っている。二年ほど前に購入して、温度管理などせずに室温で保管されていたので、もう駄目だろうと思っていたのだが、ちょっと工夫をするとそれなりの結果になった。

20130813a.jpg
このフィルムはISO感度が100なので、IMPOSSIBLE INSTANT LABでの露光時間は2800ms程度になるはずだ。とりあえずその設定で「写して」みると、上記のようにかなりアンダー気味となる。

初撮り(TZ-Artistic)

TZ-Artisticで初撮り。"Expired"のフィルムが手元に沢山あるのだ。

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初詣に行った神社の境内で撮影。背景は黄色い落ち葉なのだがこの通り...。


Expired (TZ-Artistic)

期限切れのTZ-Artistic は、青みがかった色調になる。被写体を選べば、それなりに写る。

20111210a-s.jpg
なんとなく、昔の70フィルム風の色調だ。ただしコントラストは低い...。


In a dream (TZ-Artistic expired)

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冷蔵保存もせずに夏の猛暑をくぐり抜けたTZ-Artisticで撮影。青みがかってねむい描写が、まるで夢の中のようだ。スキャン画像ではわからないが、実物を手に取ると、このフィルム独特のコッテリとした色調である。被写体を選ぶと、面白い写真になる...。

TZ-Artistic (Expired)

春先に買い込んだTZ-Artisticが数パック余っているので撮影してみた。うっかり常温保存で一夏を越してしまったので、発色が劣化している。

20111029b.jpg
何と言うか、この青みがかってコントラストが低い描写が面白い...。

真夏の猛暑下で常温保存したPX680の2パック目を使ってみた。

20111001f.jpg
被写体によっては、味わい深い描写になるようだ。暖色系の発色は鈍いながらも渋い雰囲気になる。


20111001a.jpg
現像ムラの出るのは相変わらずだ。購入直後のフレッシュなフィルムで撮影した以下の写真と比較すると、全体的にコントラストが下がっているのが歴然だ。


20110514-bs.jpg
やはり鮮度の良いうちに使うのが正解ということらしい...。


Indoor

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このところ、週末は天候に恵まれないので、PX680FFを使って屋内撮影。光源はクリプトン電球の黄色味がかった光だ。歴代のImpossible製復刻フィルムとの比較を試みると...。

PX680FF

PX680が5/5に正式発売された。Impossibleのネットショップでは、即日完売となり、入手し損ねてしまったが、幸い某ショップに在庫があったので、5/9の夜には手に入れることができた。という訳で、早速いつもの被写体と光源で試写。

[PX680正式版]
20110509s.jpg
以下に示す限定発売されたβ2とは、かなり異なる描写だ...。

久しぶりの快晴の週末。PX 680 COLOR SHADE BETA TEST FILMを装填したSX-70を持って外出。

20110416ds.jpg

建物はシルエットになっているが、この青空の描写は、これまでのPXシリーズとは一線を画すものだ。PX70 Push! と比較すると、その差歴然である...。
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