「PC」と一致するもの

Rampage

rampage.jpgThe Electronics Knights(TEK)の「Rampage」。それにしても、このつるっ禿の東洋人風の仮面が何度観ても不気味で意味不明だ。そもそもMegademoに意味を求めるなどというのが野暮だが、夢に出てきそうな何とも言えない迫力があることは確かだ。


JESUS ON-E'S

jesus_on_e's.jpg

LSDの「JESUS ON-E'S」。それにしても、これでもかと言うばかりの長尺物だ。880KBのフロッピー2枚に何と約26分の動画と映像が収録されている。自動繰り返しスタイルのデモを別にすれば、エンドタイトルが表示されるデモとしては、十指に入る長さだろう。(因みにエンドタイトル自体も、「スターウォーズ」並みに延々と流れるので、カットしてある)さすがにここまで来ると、フラッシュムービーに圧縮変換しても100MB超のサイズになってしまう。作品内容についても、公表当時から毀誉褒貶が半ばしていたように思う。

minimal video maker top

Flash形式の動画を、自分のブログやHP上に埋め込んで配信するためのHTMLを自動生成します。使い方は、自分のサーバにアップロードした *.flv ファイルとフレーム画像の*.jpgファイルのURLを入力し、「make html」ボタンを押すだけです。生成されたHTMLはクリップボードに自動コピーされるので、そのURLを、動画を配置したいHTMLソースにペーストします。なお、動画の周囲にフレームを付けることができるバージョンと、プレーンな状態で動画を表示するバージョンの二種類があります(フレームは、プリセットのものが約30種類用意されており、自分で作成してサーバにアップロードしたものも利用可能です)。携帯で撮影した *.3gp形式の動画や、*.wmv、*.mpg等のファイルから*flv 形式への変換等の手順の概略については、こちらを参照してください。なお、以下に示すのは、フレーム付きのサンプルで、実際に動作します。



minimal viode maker with frame

minimal video maker without frame


使い方の概略は、以下の通り。

初期状態では、本HPのデフォルトムービーとデフォルトフレームのURLが表示されているので、これを以下の手順で、自分が作成したムービーやフレームのURLに変更し、embed用のスクリプトを作成する。

具体的な手順は以下の通り。

1)携帯電話などで撮影した「*.3GP」ファイルなどをFlashビデオファイルにコンバート(*1)

2)再生対象のFlashビデオファイル(*.flv)をFFFTP等で自分のサーバにアップロード
  (ビデオのサイズはQVGA-320x240を推奨、カスタムフレームを利用したい場合には
   その「*.jpg」ファイルもアップロード)

3)自分のサーバーにアップロードした対象ファイルのURLを「*.flv」テキストボックスに入力

4)「*.jpg」テキストボックスで、好みのフレームを選択するか、自作のjpgファイルを
  自分のサーバーにアップロードして、そのURLを「*.jpg」テキストボックスに入力 (*2)
  (フレームピクチャのサイズは400x320を推奨。現状約30種類のプリセットフレームを搭載)

5)「make html」ボタンをクリックすると、ブログやWebページに埋め込むためのHTMLソースが
  クリップボードにコピーされる(画面下のテキストボックスにも表示される)
  なお、「Autoplay」チェックボックスにチェックを入れると、自動再生ムービーとなる。

6)自分のHP上で、ビデオを埋め込みたい場所に上記ソースをペースト
  (MT4を使っている人は「HTMLモード(<A>)」でペーストすることを忘れないこと)

なお、当然のことながら、事前にAdobe Flash Playerをインストールしておくこと。


(*1)
複数のムービーを結合したり、エフェクトをかけたりしたい場合には、「
TMPGEnc 4.0 XPress FLV4 出力プラグイン同梱パック」が便利。

(*2)
URLを入力すると、ほぼリアルタイムで状態が確認できる。ムービーやフレーム画像が表示されない場合のほとんどは、アップロード先のサーバのファイルのパス指定の間違い。



(免責事項等)
当アプリケーションは、無償かつノンサポートであることをご理解の上、自己責任でご使用下さい。万一、当アプリケーションの使用により損害等が発生しても、minimalvideo.comは一切の責任を負いません。
配信ビデオクリップの著作権には十分にご留意の上ご利用下さい。
また、公序良俗に反する映像の配信に用いることは、お控え下さい。


minimal video maker

9fingers.jpg こんな感じでFlashビデオにフレームを付けて再生できるアプリケーションを開発してみた。右のサイドバーのトップにリンクを張ったロゴを表示してある。デジタルフォトフレームのビデオ版といったところ。


Veoh.comに沖浦啓之監督、押井守脚本の「JIN-ROH」のドイツ語版ビデオクリップがアップロードされていた。



この作品は、アニメーションとしては、私の最高のお気に入りの一つである。もちろん、日本映画だが、1999年のファンタスポルト国際映画祭で審査員特別大賞と最優秀アニメーション賞を受賞するなど欧州を中心に大変に高い評価を受けた。このビデオクリップは、ドイツ語吹き替え版であるが、ドイツ語の硬質で鋭く尖った響きが、作品に一層の緊迫感を与えているように感じられる。欧州での高い評価は、作品の完成度の高さもさることながら、そこにグリム童話の「赤ずきん」のテーマが通奏低音のように流れていることとも無関係ではあるまい。

ストーリーは昭和30年代の不安定な日本の社会情勢を背景に、都市ゲリラ化した「セクト」と呼ばれる反政府組織と、それを取り締まる制圧部隊である「首都圏治安警察機構」との対立を描いたものだが、それは単なる物語のうしろだてで、組織に縛られた個人が、その内面に抱えざるを得ない矛盾と葛藤こそが、この作品のライトモチーフなのだと思う。組織の冷徹な論理と個人の人間的な心情の対立という不条理が、ノスタルジックなリリシズムの中に厳然として立ち現れ、物語は、もはや回避不可能な終局へ向けて一気に収斂するのだ。

この作品を観て、頭に浮かぶのはライプニッツの「可能世界」という考え方だ。戦後十数年の日本が、もしかしたらそうなっていたかも知れない架空の現代史が、そこには描かれているように感じられるからである。事実、私が小中学生だった頃には、日米安保闘争や、東大の安田講堂事件があり、高校に進学しても、ヘルメットをかぶり「タテカン」の前で「アジビラ」を配っていた上級生の姿は、珍しいものではなかった。大学に入学した後、最初の二年間を過ごした教養課程のキャンパスで、ある日の昼休みに過激派の内ゲバがあり、鉄パイプでめった打ちにされた活動家が死亡するのを目にしたことすらある。こうした実体験があるからか、作品に妙なリアリティを感じてしまうのかもしれない。

私自身は、上記のようなゲバルトの主役であった団塊の世代より少しだけ若いが、彼らの当時の社会認識は、どうしても理解できなかった。武力闘争により社会の矛盾が解決できるなんてとても考えられなかったし、世の中が少しだけ豊かになり、治安が改善されつつあった時代に青少年期を過ごしたことから、社会問題に対する関心がそもそも希薄だったこともあるだろう。マスコミは、私たちの世代を「ミーイズム」と呼び批判したが、そんなことは当人達にとっては、どうでも良いことであった。

これは、存外、団塊の世代の皆様についても言えることではないかと思う。結局、現代日本の中枢をで権力をふるっているのは、まさにこの団塊の世代の方々だからである。ミーイズムの世代と異なるのは、歩道の敷石や火炎瓶を機動隊に向けて投げつけるという通過儀礼を経なくては、自ら社会を変えるという妄想から抜け出せなかったことだけだ。彼らは、そうしたことを通じて、自らの方法論によっては、結局何も変えることができないとういうことを学んだ。そうして熱病から回復したかのような涼しい顔をして、かつて彼らが蛇蝎のごとく嫌っていた官僚機関や資本家の元に就職したのである。まるで餌をくれる主人におべっかを使う犬のように。変わったのは彼ら自身であったというのは、歴史的皮肉だろう。変わらなかったという条件での可能世界もあり得たかもしれないからである。まさしくJIN-ROHの世界のように。


Cellab

Islam5.jpg久しぶりに、セルオートマトンシミュレータの「CELLAB」でムービーを作ってみた。有名なのは、ジョン・コンウェイのライフゲームだが、ルールを変えればいくらでも面白い挙動を示すものを発見することができる。今日は、自作のルールを適用して、ちょっと面白い幾何学模様を生成するセルオートマトンで遊んでみた。

上に示す画像がそれだが、幾何学模様の面白さを示すためには、無圧縮の画像でないとダメなので、AVIファイル形式となっている。WindowsMedia形式では、圧縮に伴う画像の劣化があり、緻密な変化の面白さが判らないのだ。ダウンロードには少し時間がかかるかもしれないが、なかなか面白いので乞うご期待である。

20年ほど前は、このような計算負荷の重いシミュレーションがPC上で可能になるとは、夢にも思っていなかった。当時は、セルオートマトンに特化したPC用のISAボードが、MITで開発されており、私も大枚をはたいてアメリカから個人輸入して使ったものだ。セルオートマトンに特化したボードなので、速度は、当時の汎用スパコンのCRAY-2並みと言われていた。このハードウェア処理によるシミュレーションのパラメータを設定するのに用いられていたのがFORTHという言語だった。私がこの言語に接したのは、その時が初めてであったが、実に奇妙な、そして融通無碍な言語であった。

それはさておき、その後、PCのCPU処理速度が向上するにつれて、ハードウェアに頼らなくても汎用のCPU上でシミュレーションが可能となった。そのためのソフトウェアも市販されるようになり、何と、CADメーカとして有名なAutodesk社から「CA-LAB」というのが発売されていた。まだWindowsが出現する前のことなので、IBM互換PCのPC-DOS上で、これを動かして遊んだものである。

そして、現在、Windows化されたCA-LABが、前述のCellabである。CA-LABは、セルオートマトンのルールをCやPascalを用いて自分で定義することができたが、Cellabも同じ手法でルールを定義できる。上記の画像に用いられているルールは、私がCで書いたものであり、その内容は以下の通りだ。


#include "jcrule.h"

int jcrule(oldstate,     nw,  n      , ne,
                              w,   self,     e,
                              sw,  s     ,  se
            )
int oldstate, nw, n, ne, w, self, e, sw, s, se;
{
    int count;
    static int firstime = 1;

    if (firstime) {
       firstime = 0;
           strcpy(patreq, "islam");
           strcpy(palreq, "islam");
    }

    count = (nw*2 + n*3 + ne*2 + w*3 + e*3 + sw*2 + s*3 + se*2)%8;


    if(((oldstate >> 2) & 0x01) == 0) {
        if(count == 0 || count == 2 || count == 4) {
            if(self == 1) {
                return 7;
            } else {
                return 5;
            }
        } else {
            if(self == 1){
                return 6;
            } else {
                return 4;
            }
        }
    }
    if(((oldstate >> 2) & 0x01) == 1) {
        if(count == 0 || count == 2 || count == 4){
            if(self == 1) {
                return 3;
                } else {
                return 1;
                }
            } else {
            if(self == 1) {
                return 2;
                } else {
                return 0;
                }
            }
        }
}

変数等の詳しい内容は、前述のCellabのサイトにマニュアルが掲載されているので、興味のある人は、参照すると良いが、何はともあれ、オートマトンのムービーを見てみることをお勧めする。こんな単純なルールからは、思いもよらない多様なパターンが展開されるのに驚くことだろう。因みに、幾何学的な文様を次々と生成するので、このルールを「Islam」と名付けた。決定論的でありながら、予測不可能であるというのが、セルオートマトンの面白さだと改めて思う。




Visual C# 2005 Express Edition

パソコン関係の書籍を購入したら、"Visual C# 2005 Express Edition"のインストールCDが付属していた。MS-DOSが使われていた頃は(などと言うと歳がばれるが)、MS-CやFORTHを使って、趣味のプログラミングにいそしんでいたものだが、Windows時代になってからは、Microsoft系の開発環境とは、全く縁がなくなってしまった。
 一つには、「統合開発環境」なるものが気に入らなかった。やたらとお節介な代物で、勝手にコードを生成したりして、見通しが悪い感じがしたからである。また、C++の複雑怪奇な言語仕様も趣味で使うには、面倒くさいだけだったこともある。そんな訳で、メジャープラットフォームのWindows上での開発から足を洗って、専らPDAやゲーム端末用のアプリケーションの開発を、GNUコンパイラなどを使ってコマンドラインで行ってきた。
 そんな「ガラパゴスのイグアナ」状態の私が、前記のようなきっかけで、最近のWindows開発環境を試してみる気になった。購入後6年目を迎えたDELLのくたびれたPCにCD-ROMをセットして、インストールを開始したのだが、マシンが遅いこともあって、やたらと時間がかかる。なかなか終了しないので、一風呂浴びて出てきたら、無事に終了していた。
 早速、起動してみたが、Visual C++よりもさらに「面倒見」が良さそうな開発環境である。スクリーンセイバースタートキットなるものをビルドしてみたら、数十秒でコンパイルが完了してサンプルのスクリーンセイバーが起動した。 ソースを見てみると、一通り必要な物は揃っているようだ。これにちょいと手を加えて、自前のスクリーンセイバーでも作ってみようかと思ったのだが、元々のソースにあらずもがなのメソッドがてんこ盛りなので、これらのメソッドやリソースを削除することから始めなくてはならなかった。
これが結構面倒で、不要な部分をコメントアウトして、スケルトン状態にするのに時間を食われてしまった。まあ、コードエディタには、選択した範囲を一括してコメントアウトしたり、コメント解除したりする機能が付いているので、ざっと全体を見渡して、何度か試行錯誤した結果、単純にスクリーンをブラックアウトさせるのに必要最小限のコードだけを抽出することができた。 あとは、これに手を加えて自前のスクリーンセイバーにすれば良いという訳だが、上記の作業だけで疲れてしまったので、今日のところはこれでおしまい。
それにしても、「スタートキット」と言うのなら、最初からシンプルなテンプレートを提供してほしいものだ。こんなことを言うと、「余計なメソッドやリソースが付いていても、コールしなければJITerがコンパイルしないので同じ事」と馬鹿にされそうだが、長年ピュアなCコンパイラを愛用してきたこともあり、余計なソースコードが含まれているということ自体に生理的な嫌悪感があるのだ。
 スケルトンができたので、ちょっと脱力系のスクリーンセイバーを作ってみるつもりだ。詳細については、後日。
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